世界中にいるメイカーズのライフスタイルを調べました。

makers of world

Hacksterが世界中のメイカーズのライフスタイルを調査しました。回答者は3139人、104カ国の人達が回答してくれたそうです。メイカーズとは様々な機器を自分自身で自作する人達のことです。一昔前までは企業や大学でしか使えなかった様々なハードウェアが個人で入手できるようになったり、プログラミング言語が簡素化されたり、オープンソースが普及することで作家性の強いものづくりができるようになってきました。

打ち込んでいるジャンルは何?

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ホーム・オートメーション(Home Automation)が67%の1位です。日本国内でも話題になりやすいドローンやウェアラブルを抑えています。馴染みの無い言葉ですがホームオートメーションとは一体なんでしょうか?わからないときは個人のものづくりサイト「instructables」やYoutubeで検索してみましょう。わかりましたか?庭の草木に自動でお水をあげたり、席を離れたら照明が消えたり、ドアの鍵を音声認識に改造したり、自宅を自動化することをホーム・オートメーションと言います。下記動画は自宅全体を音声認識で作動するように改造しています。ポップコーンが食べたくなったらスマートフォンに話しかけましょう。改造済みのポップコーン・マシンが自動で作ってくれます。

 

その他が23%です。作りたい物は人それぞれ異なるので当たり前ですね。回答してくれた747人の作りたい物は付録に載っています。興味があれば読んでみてください。

どんな人達だったのか?

サマリー

個人のものづくりを生業としている人達は2割程度です。7割は趣味でものづくりをしています。1割はアーティストだそうです。年齢は比較的若い方達が行っているみたいですね。26歳から36歳が30%います。15歳から25歳までは25%です。合計すると55%です。若者が多いみたいです。

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高齢者のメイカーはたったの1.6%です。ちなみに男性比率が非常に高いです。92%が男性です。女性はたったの6%しかいません。男性が機械や工作が好きなのは世界共通なのでしょうか?日本の話で恐縮ですが、デザインフェスタの参加者は女性ばかりだし、ハンドマーケットショップMinneに出店しているのは女性ばかりです。作りたい物の趣向は性別によって異なるのかもしれません。

性別比率

趣味の範疇を超えてる?

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10%がメイカーとして生きていける収入が得れているそうです。56%は商売にしたいと思っているけど、生活できるレベルには達していないそうです。どんな人達が生活できているのか?

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45%はスタートアップ企業でものづくりをしていて、10%は既存の企業で働いているそうです。完全に独立して1人の作家として食べていけている人は26%に過ぎません。ただ、メイカーとして食べていけている人達も趣味の人達も世帯年収はそこそこあります。というか統計には若年層や発展途上国の人達も多く含まれているので興味深い結果になっています。

income

世帯年収10万ドル以上が20%もいます。日本の世帯年収は1000万円以上が10%前後と言われています。

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都市別ではインドの都市が三つもランクイン。チェンナイ、バンガロール、ムンバイと比較的南部寄りになっています。チェンナイとムンバイはインド工科大学があり、バンガロールはハイテク産業の支社が多いことで知られている都市です。

米国、カナダ、ドイツを合わせても50%に届きません。ちなみに日本の回答者はわずか11人。パーセンテージにして0.35%です。インドのチェンナイと比べても三分の一しかいません。

どこでものづくりを学んでいるのか?

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37%がWebサイトで学んでいます。また学校で勉強した人も多いみたいです。両親や友人の影響も大きいみたいですね。もう少し細かいデータを見てましょう。

どこからものづくりを知ったか。

Maker Faireは初心者の導入には向いていないようです。Maker FaireとはMakeが主催する個人のものづくりのフェスです。影響力はたったの5%です。しかし、たったの5%でもおかしな話です。音楽好きではないのに音楽フェスに行く人はよほどの変わり者です。つまり、友達付き合いでイベントまで足を運び、面白さに気づいた人が多いのではないでしょうか。

またMakeはWebサイトや出版活動で情報を発信していることで知られています。オライリー・ジャパンが Make Magazineを翻訳していましたが、2012年上梓の『Make: Technology on Your Time Volume 12』以降は出版してしません。売れ行きが悪いのでしょうか・・・。

さて、おもしろい情報をシェアしたり学習に使っているwebサイトはどれでしょうか?

website

https://www.hackster.io/

https://www.adafruit.com/

http://www.instructables.com/

http://makezine.com/

https://www.sparkfun.com/

https://hackaday.io/

https://www.arduino.cc/

上記のWebサイトが影響力が強いみたいです。作り方を教えるWebサイトinstructablesが堂々の一位。

その他の回答では海軍で学んだり、就職先やインターン先でものづくりの楽しさに目覚めた人もいました。

1ヶ月の部品代は?

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稼いでいる人も多いはずですが財布の紐は意外と固いです。

毎週どれくらい作業しているの?

weektime

一週間で1分も作業ができない人達が10%もいます。お仕事忙しいみたいですね・・・。彼らはきっと長期休暇の際にがっつり作業しているのでしょう。そのほかの人達も週に2、3時間制作出来れば御の字みたいです。1日1時間以下の作業時間が多数派は意外でした。

一番快適と思うプログラミング言語は?

 

programming

Arduino Cが圧倒的な一位でした。下記のリストが直近のプロジェクトで使用したシステムやハードウェアです。

ハードウェア

圧倒的にArduinoが強いです。「最近どんなボードを購入したか?」と聞いてもAruduino強いです。日本国内の知名度はゼロに近いですがParticle Photon(元spark)も使っている人はいるみたいです。統計を見るとみんなそれぞれ好きなものを購入しているようなので細かい部分が知りたかったですが、回答の細かい部分を記載した付録がありませんでした。というか全ページで514ページなのに389ページで切れているからでしょう。そのうち修正があると思います。気になる方はHackster.ioに問い合わせしてみましょう。

boughtboerd

開発ツールは?

developertools

123DCircuitsはArduinoエミュレータです。 Arduino  CreateCondebender.ccはクラウド上で開発するためのツールです。

 

使用中のクラウドプラットフォームは?

cloudplatforms

IFTTTMicrosoftAzureAmazonAWSParticleCloudGoogleCloudだそうです。IFTTTはWeb上の細かい作業を自動化してくれるWebサービスです。レシピ集がたくさんあるので自分であんまり考えなくてもすぐに使えるところがメリットです。

製品を売るために一番努力したところは?

Which areas do you find most challenging to your goals?

エンジニアリングや量産に苦労するのは想像に容易いですが、Funding(お金集め)やマーケティングに苦労するのは彼らも同じみたいです。

 

面白い部分を抜き取って解説しました。詳細が気になる方は以下URLのリンクをクリックしてPDFをダウンロードしてください。

ソース:The Largest Maker Survey Is Here. And It’s Yours.