トイレで水耕栽培をしてみた。

トイレの空気をきれいにしたい。ということで、トイレでミントを育てることにした。ただし、今回は試験的に設置しているため葉大根とバジルで行う。

設置するトイレの環境

  • 室内(トイレ)
  • 日当たりよし
  • 電気あり

ミントは土で育ててもいいが、土を使うと虫が湧き衛生的でない。そこで水耕栽培を行うことにした。水耕栽培(hydroponics)とは土を使わず水だけで植物を育てることだ。土によって根の成長が阻害されないため植物を大きく成長させることができるほかに害虫が沸きにくいという利点もある。その清潔さから室内でも行える手軽さがあり、インテリア感覚で行われることもある。水耕栽培のシステムは大きく分けて2種類ある。水槽に水を貯めて行う湛液型水耕(たんえきがたすいこう、DFT、英語: deep flow technique)と、雨どいのようなものに水を流す薄膜水耕(はくまくすいこう、NFT、英語: nutrient film technique)だ。湛液型水耕は箱一つあれば実現できるので比較的簡単に自作できる。今回はその小型の湛液型水耕システムを製作し、トイレの空気を清浄に目的である。文章中にミントを飲食用途として使うと美味であるという発言があるが、トイレで育てたミントは飲食用途の目的ではないことを事前にお断りしておく。

概要

100均で購入した箱を使って水耕栽培を行う。箱の上部に4つの穴を開け、そこに植物を刺して育成する。このままでは水耕栽培をはじめると藻が発生してしまうので、水に光が当たらないよう銀紙で遮光する。植物の根は水中の酸素を消費するのだが、酸素濃度が下がると根腐れを起こす上に嫌気性細菌が繁殖し悪臭を出すため、ポンプ(バブルメイト)を使って水を対流させ酸素濃度を高めていく。

必要な道具

  • ドリル(箱に穴をあけるため)
  • 接着剤(いろいろくっつける)
  • はさみ(銀紙を切るため)
  • ラジオペンチ(針金を曲げるため)
  • ニッパー(箱に穴をあけるため)
  • サインペン(下書きを書くため)
  • カッター(銀紙を切るため)

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必要な材料

  • スドー バブルメイト (水槽をぷくぷくさせるポンプ(水を対流させる))
  • スドーバブルメイトに接続するチューブ
  • プラスチック製のケース
  • 銀紙(日光を遮断する。料理に使うやつが良い)
  • スポンジ(植物を支える。料理用のものでよい)
  • 針金(植物を支えるスポンジを支える)

合計2000円程度です。バブルメイトやチューブ以外は100円ショップで揃うはずだ。

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工程は大きく分けて4つ

  1. 箱の上部に穴を開ける。
  2. 箱に銀紙を貼る。
  3. スポンジの受け皿をつくる。
  4. 設置

1.箱の上部に穴を開ける。

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サインペンで箱の上部に穴の位置を書いていく。穴は植物同士が干渉しないように、ある程度離しておいたほうがいいと思う。今回は4つの穴を4隅に開けることにした。穴は30mm×30mmだが定規を取り出すのが面倒だったので適当にフリーハンドで下書きをした。精度はまったく必要ないので問題はない。大雑把でいい。

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次にドリルで穴を開けていく。線に沿って穴を開けることで大きな穴を空けることができる。大きな穴は凹凸があるが、気になるようならばニッパーで余分な部分を切り取るといい。こちらも精度は全く必要ないので大雑把にやってかまわない。

2.箱に銀紙を貼る

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銀紙を箱に貼っていく。簡単な作業かつ厳密にやる必要もない。

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銀紙を張り終えた写真図。光をさえぎれればいいので適当でかまわない。

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箱の上部にも銀紙を貼る。銀紙を張った後に裏返し穴の部分に切り込みを入れる。これで銀紙を貼る作業は終了だ。

3.スポンジの受け皿をつくる。

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水耕栽培で育てる植物を支えるスポンジを支える籠部分だ。穴の大きさに合わせて針金を曲げていく。穴あけの時に精度は必要ないと書いたのはここでいくらでも調整が効くからだ。針金同士は接着剤で固定している。

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スポンジを25mm四方の大きさに切る。中央に切り込みを入れておく。

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スポンジで植物の茎を挟みカゴにセットする。これはバジル。パスタソースなどにすると美味である。

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種や発芽したての芽も育つと美味だ。これは葉大根である。栄養価が高く漬物などに向いている。

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植物をセットすると上記の写真のようになる。だんだんと水耕栽培らしくなってきた。

4.設置

完成した水耕栽培システムをトイレに設置する。

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これは我が家のトイレだ。窓辺はかなり明るい。逆光で見づらいが、トイレのタンクではアボガド、窓辺ではミントとバジルが育っている。困ったことに水耕栽培システムを設置する場所が無いのでどうにかしていく。

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100均で購入した突っ張り棒だ。これさえあればどこにでも棚を増設することができる。おそろしく便利な商品だ。

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上にベニヤ板を乗っけることで棚が完成した。

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水耕栽培装置の設置を完了した。ちなみにベニヤ板の両脇に置いてあるのはアボガドだ。

興味がある方は自作してみてはどうだろうか?もちろん以下リンク先の商品のような水耕栽培器も売られている。ただし、今回はトイレ内の空気を清浄化するという目的のために様々な植物を育ている。飲食用途であるならば下記のような商品を購入するのもいいかもしれない。