ファミコンロボを改造してゲーム機にしてみた。

ファミリコンピュータ・ロボットはご存知でしょうか?1985年に発売した任天堂のロボットです。開発者は「枯れた技術の水平思考」で有名な故横井軍平さん。

通称ファミコンロボを改造してゲーム機にしてしまった方がいました。Raspberry  Piを組み込みRetroPieをインストールしたファミコンロボはノスタルジーとテクノロジーをハイブリッドしたゲーム機として現代に転生してきたのです。生まれ変わったファミコンロボの名前は「HVC-012RP」、製作者は「たいむましん(@timemachine5870)」さんです。

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左側がラズパイを組み込んだ筐体、右側がオリジナルの筐体。

USBやHDMIなど、ポート類の差し込み口はホットナイフで制作。

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HDMIポート
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USBポート

製作者が制作で拘ったポイント

  • 一般的な部品や工具のみで制作できること。3Dプリンタなどは使わない。
  • 外見のデザインを崩さないこと。必要最低限のポートは正面から見てもわか らない位置につける。
  • ロボットから外部アクセサリを取 り付けられる機能を奪わないこと。ファミコンロボはブロック・ジャイロなど様々なアクセサリがある。
  • Raspberry Pi3搭載でNintendo 64 や PS2 などのエミュレータも動作可能な性能であること。
  • メンテナンスが楽にできること。すべてのパーツを一枚のボードに固定。そのボードもファミコンロボにネジ一本で固定しているため容易にメンテナンスができる。更にmicroSDはファミコンロボのカバー(本来はバッテリーカバー)を外すだけで アクセス可能。

制作過程

使用した工具

  • プラスチックカッター(USB 固定用基板切断に使用)
  • プラスチック用ニッパ(ユニバーサルプレート切断に使用)
  • ハンダゴテ(はんだ付け及びホットナイフとして使用)
  • ホットナイフ用コテ先(ロボットにポート用の穴を開ける際に使用)
  • ヤスリ(三角ヤスリ・平面ヤスリ。プラモデル用。穴の整形に使用)
  • カッターナイフ(ケーブルの被覆剥がしに使用)
  • グルーガン(ケーブルやポートの固定に使用)
  • ハンダ吸い取り器(オリジナル基板からの電源スイッチ取り外しに使用)

使用した部品等

  • ファミリーコンピュータロボット
  • Raspberry Pi 3 Model B
  • Transcend microSDHC 32GB Class10
  • タミヤ 楽しい工作シリーズ No.172 ユニバーサルプレート L
  • 変換名人 HDMI 右向き L 型延長ケーブル(20cm)
  • 変換名人 スマートフォン用 USB 延長ケーブル microB オス-メス
  • Logicool F710 ワイヤレスゲームパッド
  • Aitendo にて購入したスペーサー(M3 10mm)
  • ネジ(M3)
  • ナット(M3)
  • ユニバーサル基板(2mm)・縦型 USB ポート

制作開始

まずロボットを分解します。

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ロボットにもともと入っていた基板やモーターを外します。

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オリジナルの基板から電源スイッチを取り外します。

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ユニバーサルプレートを切り出します。

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Raspberry Pi 3の固定用穴を大きくします。

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Raspberry Pi 3をどうやって固定するか考えます。

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取り回しにくいHDMI延長ケーブルの被覆を剥がします。

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Raspberry Piを組み込んでうまく嵌るか確かめている様子です。

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無事に組み込み終わりました。後は元に戻し、Raspberry Pi 3 に Retro Pie をインストールして、ROM を転送して正常に動作すれば完成です。

これでファミコンロボがゲーム機に生まれ変わりました。

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ファミコンロボが起動中。もちろんラズパイにインストールしたOSはRetroPieです。

面白いと思った方は真似してゲーム機の自作に挑戦してみてください!

当記事は製作者のたいむましん(@timemachine5870)さんから依頼を受けて執筆しました。たいむましんさん(@timemachine5870)は鍵垢のTwitterアカウント以外に自分の作品を発表する場所がありません。自分が制作した作品を他人に見てもらうために当サイトを頼ってくれました。ありがとうございます。

たいむましんさん以外にも困っている方がいるかもしれないので当サイトは作品募集をはじめます。詳細はこちらです。自分自身の作品を掲載したい方はお気軽にご連絡ください。